昨年の12月になるが、父の施設の居室にハンガーラックを持ち込んで組み立てた。
今まで、簡易のチェストだけだったのだが、どうしてもスタッフさんはたたむのが雑で結構めちゃくちゃに入っている。
夏ごろ、ダンボールに衣類を結構持ち込んだのだが、それも開けられることなくチェストに入っている衣類だけで回されているのを感じたので、ハンガーラックと小物収納を持ち込んだ。
畳むよりハンガーにかけたほうが楽だろうし。
冬ものの外出着をタンスに突っ込まれているとかさばるし、これらはハンガーにかけた方がずっと楽だ。
ニトリでハンガーラックと小物入れを買って施設の父の居室で組み立てる。
これは、もっと早くやっておくべきだった。
父は部屋のことや物を増やすことを嫌うので
「ヘルパーさんのために設置するね」と言ってハンガーラックを置くことにした。
その日の朝、先日わたしがチェストにいれたトレパンをヘルパーさんが履かせたら
「これは自分のじゃない。これはいやだ」
と暴れるという事件があったらしい。
父はトレパンですら前空きがないと嫌がる。
今は座ってトイレにすることになっているし、ズボンもそのまま下すので全く関係ないのだけど。
「裏起毛で暖かそうだから、今の季節にはいいんですけどね。」
とヘルパーさんは苦笑いしていた。
とりあえず謝って、前開きのないズボンは小物入れにしまってきた。
前開きののあるトレーニングパンツなんて珍しいし、洗い替えとして数はあった方がいいのに。
入居半年。
段ボールを片付けてハンガーラックを置いたら
やっと部屋らしくなってきた。
本人はまるでこういうことひ関心がないようだが。
私が持って行った犬写真の来年のカレンダーも貼ってすこしは満足してくれたのかしら?