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鈴 真由.の徒然なる介護日記

相 談

前回の大動脈瘤の診察通院がとってもとっても大変だったので、施設の相談員に相談した。

 

相談員さん曰く

「どこかで妥協が必要なのです。

施設に入居しているということはご家族では面倒が見られないという状況なので

通院は諦めて現状維持だけでいくご家族や逆に一族郎党で休日を合わせて100歳以上のおばあちゃんの通院を一大イベントにするご家族。

また縁故者のない利用者さんはよほどのことがない限り通院できません。」

 

「そして、金銭面の問題もあります。

施設入居で介護保険は全部使ってしまっているので、同行ヘルパーを頼むとしても自費になります。

車椅子タクシーをお願いするにもお金がかかります。

なので、そこまで支払えない。という方はやはり通院は諦める方もいます。」

 

トイレ介助は一番の課題になるらしく、どうしても家族に負担がかかる。

そして、家族は介護のプロではないのでどのように介助していいのか?わからない。

下手に手をだしてトイレで転倒してしまったら元も子もない。

 

おむつをして出かけて病院では一切、トイレに行かない。という手もある。

おむつをするとかなりの量の尿を吸収するし、横漏れなどもなくなる。

ただし、途中でおむつを交換するとなったとき、果たして家族にできるのか?

おむつ交換はベットでするらしく、多目的トイレの赤ちゃん用のおむつ交換台では大人は小さいためできない。

病院によっては空いているベットを貸してくれるところもあるが全部ではないらしい。

大人用のおむつ交換台がトイレにあったとしても麻痺のある老人をどうやってその台に乗せるのか?

とにかく課題がたくさんあるのだ。

 

父は積極的治療をしていないとはいえ、このまま定期通院をやめてなるようにまかせるのか?

でも私一人にどこまでできるのか?

難しすぎる。

ほんの1年前までは自宅から杖をついて車に何とか乗り降りできていたのに、こんなにも状況は変わるものなのか。。。

 

とりあえず、次回はおむつを装着して通院してみることにした。

おむつ、拒否なんだよな。

父。

でも、そこは「通院の時だけ。」とか「娘からのお願い」と言って丸め込んでもらうことにした。

 

おむつをすると結構、外出の幅がひろがるらしいのだが、おむつって人間の尊厳にかかわる問題だからセンシティブなんだよな。

といろいろ考えるのであった。

 

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