母がゴミ屋敷?で遭難したので、これはもう、待ったなしだ。
とケアマネとも話、土日で別の部屋に吐き出した物をまとめて処分をしようと
ゴミ袋を大量に買い、手袋をもって、エプロンもして実家へいった。
部屋の中は昨日のまま。
母がまた、不織布の布団袋に吐き出された洋服を畳んで入れなおしているが、
入れなおしても、積みなおすだけで何の解決にもならない。
とりあえず、以前のように通れなくなった廊下の物などもいったん外にだして、
処分するものをまとめて、最後の廃棄は業者に一気にもっていってもらわない限り、
家の中に空間が出来ない。
空間というか、足場ができない。
そして、ネズミの尿臭や糞でいっぱいになった畳や床はいったん、掃除して消毒するなり、ネズミの入り口をふさがないかぎりいつまでたっても家の中をネズミが走り回るし、これからの季節、ダニや虫が湧くに決まっているのだ。
母が物を詰めなおしても全然、解決にならない。
なのに、母は
「私がやるっていっているでしょ!
私が少しずつ片付けるわよ。
私の好きにさせてよ。
捨てればいいんでしょ。
空間を作ればいいんでしょ。
勝手に触らないで、もう、帰って!
私にかまわないでよ!
できるんだから!」
と逆切れし罵声を浴びせされ、私のしていたエプロンは力任せに引っ張られて引きちぎられ、バシバシと叩かれた。
いや~、私も頭にきた。
こっちだって、何度も、こんな不毛な作業に体力も時間も使いたくない。
5年前にあれだけ苦労して作った部屋を合った言う間に自分で埋め尽くしておいて
この逆切れ。
年齢はあれから5歳加齢し、足腰も弱り、立ち上がるのもしんどくなり、つまずくことも多くなっている老人が、横歩きで通らなきゃいけないような隙間を歩けるはずがないしそれこそまた、同じことの繰り返しになる。
母は
「もう、あんなことには絶対になりません。
絶対に!」
とお得意の「絶対」を連呼するが、こっちから言わせると「絶対に起こるよ」と言いたい。
5年前の私でさえ、日の出から日暮れまで男衆をつかって吐き出して、処分するのに
仕事も休んで毎日毎日、行ってもあれだけ時間もお金もかかったのだ。
80歳過ぎた老人ができるわけがない。
それでも聞き分けのない母の態度に本当にブッチン切れて
「勝手にしろ!」
と帰ってきた。
せっかくガンが寛解しても、物の中で遭難して怪我や死亡するかもなんて、人に言っても通じない。
どうして、こんなに人の言うことを聞かないのか。
私も本当に嫌になる。