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鈴 真由.の徒然なる介護日記

大動脈瘤(1)

9月の泌尿器科のCT検査の時に先生がCTをざざ~っと、見ていた時

「大動脈瘤もあるし・・」

と言っていて、鼠径部に大動脈瘤があることがわかった。

泌尿器科の先生なので大動脈瘤は専門外なのだろうが、何気にサイズを測ったら結構大きくて

 

「これは一度、循環器で診察したほうがいいね。

内部で情報はまわしておくから。」

 

と言われて同じ病院の循環器を診察するよう言われた。

でも、この循環器内科の診察が予約が取れない初診扱いになり朝から延々と待たなければいけないというハードルが高い診察なのでつい、伸ばし伸ばしにしてしまった。

 

正直、ガンでさえ何もしないで経過観察4年目なので今更、大動脈瘤!といわれても手術するとは思えないし、手術させる気もないので経過観察しかないんだろうな。と思っていたところもあり正直、後手後手にしていた。

たぶん、自宅にいたらそのままだったかもしれないのだが施設入所だと施設側も見て見ぬふりも出来ず、かといって施設側の主治医は検査などは行わないので

 

「一度、診察してきてくれ」

 

と相談員さんから言われてしまった。

 

私も父の通院はぷ~期間の課題の一つにしていたのだが、最後の方にもってきていた。

先日、父の誕生日で面会に行ったときに診察の外出手続きをしてきたので覚悟を決めて本日、通院外出で循環器内科に連れて行った。

 

9月の通院外出時より足腰が衰え、ヘルパーや相談員からも

 

「今の状態だと車椅子での介護タクシーの方がいいかもしれないです。」

 

と言われてしまっている状態なので、私の車への移乗ができるか?

私にその介助ができるか?という大きな問題も抱えていた。

最近は、トイレも失禁が多くなり夜間には大失禁が毎日のようでおトイレ問題もあり今までのような通院ではいかない状態なので私の方も恐々になってしまっていた。

 

なので今回の通院は出発の時は施設のヘルパーさんに介助を手伝っていただくようお願いして、自分の車で行けるか?試してみることにした。

今回、通院してみて難しかった場合、次回以降は車いすタクシーを頼んだり、ヘルパーを一緒に同行してもらったりするよう検討しよう!と思い、覚悟をきめてトライすることにした。

 

外気温も先週とは打って変わり、一気に寒くなり、父は外出時の上着があったのだろうか?と気になり実家から上着を用意して持って行った。

(4月の頭に入所したので何か上着は着ていたと思うのだが、先日、居室のチェストを見たときには上着が見つからなかったので・・)

 

この病院の循環器内科は施設入所前までは別の担当医でかかっていたのだが、施設入所にあたり主治医変更してしまったため再度の初診扱いでイチからスタートになってしまった。

 

朝、私が施設に迎えに行くとなんだか覇気がない父が車いすで連れてこられた。

案の定、上着がない!とヘルパーさんたちが探したようで持って行った上着を着せてもらった。

 

半年前までは家に車椅子をおくことも嫌がっていた父が今では、車椅子でないと動けない状態になってしまった。

これは施設に入所したせいなのか?

それとも加齢によるものなのか?

わからないけど、切ない。

でも感傷的になっている場合ではなく、車に移乗できるか?

これが結構な力仕事になっていてスタートから私の腰に来そうな嫌な予感がした。

 

~つづく~

 

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