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鈴 真由.の徒然なる介護日記

父の誕生日面会

11月に父の誕生日があった。

事前にケアマネさんと打ち合わせしていて食事は「お刺身」をだしてもらうことになっていた。

そしてこの日はケーキを持って面会に行こう!と事前に予約をしてあった。

予約をしてあったのに前日に相談員さんから

「面会きていただけるんですか?」

と確認のメールが来た。

面会予約を見間違えたそうなのだ。

「行きますよ」と返事をしたら安心していたようだった。

 

当日は母もつれて、ケーキを買って施設に行った。

たぶん、母に会っても

「帰る!」

とは言わないと思うのだが、母も今までとは違うということを理解してもらうために入口で施設の車椅子をかりた。

(歩けないほどではないがヨタヨタになっているのは確かだし)

夫婦の面会は8カ月ぶりで初めて!である。

 

今回は父が下の面会室?に降りてきたので最初は居室ではないレク室?面会室?で車椅子対車椅子の父母と私の3人で会った。

 

「誕生日おめでとう」

といって買っていったケーキを見せて、あとで食べてもらうように頼んだ。

本人は誕生日だってわかっていたのか?わかっていないのか?

よくわからなかったが・・・。

 

さて、半年ぶりの夫婦の対面は・・・

ほとんど会話がない・・。

父は入所時のように声を荒げる元気もなくなったのか?

普段、会話がないからか?

前以上にゴモゴモとしゃべる?のではっきり言って私にも解読不能だ。

耳が遠くなった母には余計、解読不能なのと母は理解しようとしないから余計、会話にならない。

もっとも、私とも会話というか?

私が一方的に話しかけたり、こっちのペースで話たり、スマホで写真を見せたりしているので双方向の会話と言えるか?といえば怪しい。

 

一応、誕生日プレゼントで何かまた雑誌を。と探したのだが、

蒸気機関車のマニア誌もマンネリだし、前回は西武線の車両一覧のような雑誌だったので電車続きだが、めぼしいものもなく今回は犬猫系の岩合さんの写真集にした。

あまり重いものは持ちにくいようなので小さめの写真集。

(うちの犬たちでフォトブックを作ろうか?とも思ったが間に合わないのでやめた。)

 

そして、面会のルールが緩くなったようで駐車場の車に連れてきたワンコたちと車いすで外に出てご対面していい。と言われたので車椅子で犬たちに会わせた。

最近は、施設でマンツーマン散歩をしてくれることがあるらしくその際、外の犬に手を伸ばすこともある。と伺ったのでうちの犬にも会わせてみようと試みた。

 

2匹連れて行って、人懐っこい方を抱っこさせた。

もう1匹の方が歴史は長いのだが、こっちは噛み癖があるので用心、用心。

父はわかっているのか?わかっていないのか?

でも、私の犬だということはわかるらしい。

お膝のわんこのリードを握りしめて、なでなでしていた。

犬、強し!

 

そんなに寒い日ではなかったのだが、ずっと空調管理された部屋の中にいるので久しぶりの外は寒かったようだ。

ひざ掛けなどを借りたが、麻痺のある老人にひざ掛けって難しい。

 

その後は母と居室に行って、居室をみておしまい。

1時間くらいの面会だった。

夕飯にはお刺身を出してもらったはずなのだが、真相はわからない。

ショートケーキを買っていったのでイチゴを刻んでもらって食べられるといいな。

 

去年は自宅でお寿司を食べられていたのに・・。

1年でえらい変化になった。

母と父、二人が車椅子だと私一人では同時に押すことはできないので、あっち行ったり、こっち戻ったり大変なのはやはり私である。

 

なにはともあれ、お誕生日面会が無事済んでよかった。

来年のお誕生日はどうなっているのか?

その前にクリスマスも面会に行かないとだね。

 

88歳。米寿である。

やはり80代後半になると一気に出来ないことが増える。

米寿のお祝いでお赤飯でも食べたいけど・・

食べられないんだね。

ちょっと寂しいけど、お誕生日おめでとう。

 

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