Kai ! GO ! Life

鈴 真由.の徒然なる介護日記

栄養指導

母の内分泌代謝内科の通院だった。

がんの治療をしたときに糖尿病も課題になり、総合病院の内分泌科に通うことになった。

半年に一度、総合病院の先生に診察をしていただき、この先生の処方を近くのクリニックに落としてもらい毎月の通院は母が実家から徒歩5分のクリニックに行っている。

 

母の糖尿病は70代になったころから血液検査で引っ掛かり出始め、最初は膝のリハビリに行っていた整形外科でお薬をもらっていたようなのだが、「がん」と違ってインパクトがないうえ、顕著に症状にでないので(出るころにはおしまいだ。。って世界だ)母は糖尿を軽んじている。

致死には至らないけど、それこそ何かあった時に大きく足を引っ張るのが糖尿病なので実際にがんの手術の時は担当医に結構、脅された。

幸いにして合併症を起こさなかったのでその後は糖尿も総合病院管轄になっている。

 

朝一、採血、栄養指導、体組織計の測定、診断という流れで仕事に行くより早く

車に乗せて連れていく。

 

栄養指導は何回か受けてきたのだが、毎回、指導されても秒で忘れる母。

そして何一つ改善をしようとしない母。

しまいには「今更、指導されても仕方ないし直す気がないからもう、受けない」と断ってしまった。

 

前回、優しい担当医が

「待ち時間もあるので栄養指導を聞いてみましょうか?

半年に1度くらい聞いてもいいでしょう?」と諭してくれて今回、復活した。

いつも、食事記録の宿題を出されるのだが、母がやるわけもなく・・

というか、紙をもらっても失くすので私が保管して受診3日前くらいから食事の記録を書き込んでいる。

今回は用紙がないので、エクセルで簡単に作って食事記録を持って行った。

(この直前の食事記録はいいことしか書かないような感じなのでいつものダメダメさがでないのだけど。。)

 

栄養士さんも優しくて、母にもわかりやすいように説明してくれるが、母は一瞬で忘れる。

毎度、同じようなことを言われるのでメモを取っている私のほうが覚えてしまうが今まで改善されたことはない。

 

・朝と昼ご飯にタンパク質がないので、タンパク質(卵や大豆)をとりましょう

・ジャムとジュース(野菜ジュースも)は加糖がすごいのでやめましょう

・おやつ(間食)でお菓子を食べる回数を減らしましょう。どうしても食べる場合は食後にしましょう。

・運動をしましょう。(高齢者なので無理な体操をしろとはいわない。食後に家事をするだけでもいいし、散歩をして歩くだけでもいい)

・お芋やカボチャを食べる時はご飯を減らしましょう。

 

こんな感じだ。

私的には耳タコになるくらい聞いている。

これを子ども用のような紙にまとめてくれる。

ただ母はその紙ですら秒で忘れる。

 

「今のところ合併症をおこしていないので、現状維持をするために努力しましょうね。」と優しく言われるのに、本当に秒で忘れる。。。

 

これだけ丁寧に指導してくれるのに・・直後の行動がすでにアウト。

 

通院帰りにお昼を食べてくるのだが、直前に「タンパク質」「タンパク質」と言われたせいか?珍しく肉を食べようということになる。

関西にいる孫がバイトしていたというブロンコビリーに寄ってみる。

母が肉というのは珍しい。

ここ、サラダバーやドリンクバーがかなり充実していて母はいわゆるバイキング形式が大好き。

本命の肉が来る前に山盛りのサラダと山盛りのゼリーと果物をとってくる。

普段の昼食はパンのコーヒー牛乳とバナナだけなのに。。

そこに肉を食べて、アイスも食べるという。

その食欲には驚くが、あれ??栄養指導はどこいった?

 

でも、いつも昼が手抜きのご飯なので昼にここまで食べると夜までお腹がすかないので間食はなくなるだろう。

(とはいえ、食べすぎである)

何のための栄養指導だったのか?と帰りの運転をしながら私は疑問を持ったが

病院の後のお昼外食を楽しみにしているので、まあ、いいか。

 

私もそうだけど、自制心のかけらもない母だ・・。

 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村