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鈴 真由.の徒然なる介護日記

母の日

母の日だった。

最近、母の日は特に何もあげていない。

昔はないお金をはたいてスカーフやら化粧品やらサプリメントやらカーネーションをあげていたが、うちの母は貰っても使わないでそのまま物の山の中に埋もらせていくので

プレゼントはやめた。

 

ケーキやお菓子をあげようかと思うが、普段、よく買っていったりするし、

そもそもが糖尿病で甘いものを控えろ!と栄養指導がはいっているので

(でも、本人は山ほどお菓子を買ってきて食べている・・)これもやめた。

 

母の好きな星野珈琲へ連れていくよ。と去年は言ったがコロナでうやむやになったり。

最近、母の日は何もしていない。

 

会えば喧嘩ばかりの母娘で・・。

(でも仲が悪いわけではないのだが・・)

素直に感謝の気持ちを伝えられない。

最近は、頑固でかたくなになっていて何かといえば逆切れされるので余計言い争いが多いし。

(元ケアマネの友人に言わせると喧嘩という感情の高ぶりは脳の刺激になるので、どんどんやってくれ。と言われたが・・・)

母も80歳を超えて、客観的にみるとすっかりお婆さんだ。

本人は自覚がないようだが、歩き方も後ろ姿も姿勢も一気に老け込んでいる。

猜疑心もつよくなり、物忘れも多いのでたぶん、認知症もはじまっているのかも。

そう考えると、残りの時間が限られているので素直にやさしくしたいのだが、現実はなかなかそうはいかない。

 

介護問題でぶつかっているので余計、険悪だし。。

 

失くしてから後悔するから、日ごろから感謝の言葉を伝えたほうがいいとはわかっているのだが、素直じゃないのは親譲りなのかな。

 

母の日も母がいなくなったら切なく感じるんだろうなと思いつつ今年もスルー。

実家で夕飯の芋の天ぷらをあげるのを手伝ってあげただけだった。

少し距離があったほうが、やさしくなれるのかもしれない。

物理的にも感情的にも近い距離にいるので一生、素直になれない私たちなのかもしれない。

 

腐った野菜や腐った肉でなければ、母が頑張ってご飯を作ろうとしてくれるのはとてもうれしいんだよ。

お願いだから、どうせ手をかけるのであれば腐っていない肉で作ってくれ。

と私はいつも思う。

 

ママさん、ありがとう

 

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