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鈴 真由.の徒然なる介護日記

すもも祭り

7月20日大國魂神社のすもも祭りだ。

境内に屋台がでて、厄除けのからす団扇の頒布がある夏祭りの1日である。

ここ3年はコロナ禍対策で露店が出ない年、人を集めないようにからす団扇の頒布も3日間に延長されたりしてきたが、今年は露店もあるけど、頒布期間も長くなるという恩恵のある年だった。

なんとなくこの日にからす団扇を頂きに行くのがここ数年の私の夏の習わしで、

実家の分と自宅の分を合わせて頂いてきては毎年、家の玄関に飾っている。

変わりばえのしない黒い団扇なので新しくしても全然、わからないのだけど、、気分。気分。

 

今年はあまり乗り気でない母を車に乗せて連れて行った。

最近、歩けなくなった。

暑くて歩けない。

という母を車の乗せていった。

境内横の駐車場に入れてしまうので実際に歩く距離は境内の参道だけだし、この日はベランメイに暑い日でもなかったので大丈夫かな。と。

 

昼間に行ったわりにはこどもが結構、来ていて人はそこそこ出ていた。

浴衣の子もいて、あああ~前のお祭り風景に戻ってきたな。と感じつつ私たちはマスクをしっかりしていった。

 

厄除けからす団扇。

今まで500円だったのに今年から一気に値上げ。

800円になった。

材料費高騰のためだそうだが、「ああ、お前もか・・」って気分になる。

 

久しぶりに母と出かけると母は

「迷子になっちゃうからゆっくり行って~」

と叫んでいる。

一応、携帯もたせているので、何かあったら電話すればいいのだけど。。

そういう発想がない年代。

 

 

今年の実家のからす団扇は母自身で頂いてもらい、二人で「からすおみくじ」を引いてくる。

母子そろって「末吉」

中身は違ったが、こんなことまでシンクロしなくていいのに・・・

私は神社の枝に結んできたが、母はやはり持って帰るという。

こんなの、その場で楽しんで終わるのに・・・と思いつつ。

 

すもも祭りなのですももや桃を販売する屋台も出ている。

すもも、大好きだけど、ここで買ったことはない。

お祭り価格なので、私は近くのスーパーで買う。

夜になると屋台に電気がついて綺麗なんだよな。と思いつつ昼間に行って帰ってくる。

 

私はお腹の調子が治らないので、いつも買う「広島焼き」を悩んでいたら

母が

「屋台なんて汚いじゃない。やめなさい」

と昔からのセリフを言うので反抗心で買ってきた。

 

子どもの頃、お祭りの屋台でいいな。と思ってもこのセリフがでて私はりんご飴も焼きそばも食べさせてもらえなかった。

なので大人になってからは好きなだけ屋台の焼きそばを食べることにした。

(リンゴ飴はさすがに買わなくなったけど・・・)

そうだった、うちはこういう家だった。

と久々に思いながら母とお祭りを歩いてきた。

 

私は屋台の一件で昔のことを思い出したが、母は大國魂神社というとすごく歩いた記憶があるらしい。

うちの実家は車の運転ができる人がいなかったので、出かけるときはいつも電車かバス利用だった。

昔、昔、家族で大國魂神社に来たときは電車できたはずなので、そうすると駅から少し歩くのだ。

だから、今日、連れていかれても歩けるかしら?と不安だったらしい。

今回は参道だけだったので大した距離でなかったので助かったと言っていた。

それでも疲れたらしいが。

 

感じるところが老いているな。。と思った。。

仕方ないけど。

 

何はともあれ、今年の厄が払えますように。

私のお腹が治りますように。

そして、来年も母とお祭りに来れますように。

 

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