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鈴 真由.の徒然なる介護日記

特養入所

父は、約1カ月のショートステイから契約上は同じ特養に入所という形になった。

 

相変わらず

「いつ帰れるんだ!」

「いつまでこんなもの(ソフト食)を食べるんだ!」

と難癖付けまくっている父には、到底この裏の事情は話せないが、最初から、入所を前提としたショートステイという形でお話を進めてもらっていた。

 

正直、特養にこんなにすんなりと入れるとは私も思っていなかった。

子どもの保育園同様、待機老人がかなりいる。と聞いていたし、

父は特養入所資格の要介護3をやっととっていたレベル(申請時は)だったので当分ダメだろうと思っていた。

 

申込のタイミングがとてもよかったというのもあるのかもしれない。

(季節の変わり目は施設側も出入りがあるらしいので)

ものすごく、それは運がよかったのかもしれない。

 

実家の市内の特養8か所に入所希望のエントリーシート?を一斉に送付してお返事をいただいたところが3件。

あとの5件は受け付けましたの反応もなかった。

 

今回、受け入れてくれた特養は新しい施設なので全室ユニット個室という形態のため

多床の他の施設に比べてお値段が高めだったらしい。

(まだ1カ月目の請求がきていないのではっきりとしたお値段はわからない)

でも郵送して着いたかな?と思われる日に即効でお返事をいただいた。

 

もう1件、前向きに検討してくださった施設も

「ご案内できるとしたらユニット型の個室になる。」と言われた。

 

要は個室だと利用費用が高めになるため金銭的なことでお断りされることも多いのだそうだ。

ただ、特養にかぎらず施設利用者の男女比が2対8で圧倒的に女性が多いため

男性用の多床室は特に入居が難しいと伺った。

 

うちは決して金銭的にゆとりがあるわけではないが、父の性格上、他の人と同室でやっていけるとは思わなかったので私は個室でよいと思っていた。

(母は贅沢だ。とか言い続けていたけど・・)

実際、ショートステイ中の荒れっぷりが酷くて、個室だから施設が対応してくれたこともあり選択としては間違いはなかったと思う。

(多床室では他の人に迷惑になる爺なので、間違いなく追い出されていたでしょう)

 

我が家はものすごくタイミングよく待機なしで入所できたのだが、実際の待機人数はどのくらいのなのか?と伺ったら、100人くらいという返事が返ってきた。

ただ、100人と言っても、本当に急を要して申し込んでいる人はその中の3分の1程度でみなさん、なかなか入れないからとりあえず申し込んでおく。という「とりあえずの人」も多いのだという。

 

ご案内できるかも。と申し出てくれたもう1件の相談員さんもエントリーシートに私が、多数の施設の申込をいれている事実をチェックしていため、(この人は急を要しているのかも?)と書類から判断してお電話をくれた。

 

転職の履歴書送付じゃないけど、たかが書類1枚だが気を抜かないで書いてよかった。と思った。

(実際、添え状もつけてクリアファイルに入れて送付というまさしく転職形式で送った)

 

待機が長くなりそうなら有料施設も視野にいれていたのだが、父の荒れっぷりを見ると有料施設でも追い出されていたかもしれない。

 

世の中、何事もお金が第一ではあるのだが、ダメ元で特養に申し込んでみたら思った以上にすんなり入れた。

 

そして受け入れてくれた施設が荒れまくる父に対して、根気強く対応してくれるところだったのはとてもラッキーだった。

大変な日々の中でも幸運のチャンスはつかめたのかもしれない。と良いことに目を向けようと思う私である。

 

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