コロナ禍になり老人施設や病院は面会を禁止しているところが多い。
高齢で弱い人を集めているので仕方がないのだが、老人施設で家族面会が出来ないというのは結構、利用者に良くない影響が出ているようだ。
なので施設側もこの3年、苦肉の策でいろいろ模索しているようだ。
父が入所している特養ではインスタグラムやLINEグループによるオンライン面会を利用しているらしい。
ショート入所の時に家族向けに案内があった。
インスタは一般公開されている施設紹介のものと、個別登録で家族向けのものがあり、後者は、非公開でそれぞれの家族にむけてお部屋での様子や預けている家族の報告をしてくれるらしい。
ショートステイ申込時に肖像権についての許可を求められた。
(別に父の様子を一般で公開してもいいよ。にしましたが。)
個別インスタは、認証してもらい1度だけ写真を送っていただいた。
まだ、入所翌日だったので、ニコニコ顔の父の写真を送ってくれた。
が、そのあとは施設で荒れまくっているのでお写真を撮るどころではなく相談員さんや施設側からの
「今日はご飯もたべません」
「今日も「いつ家に帰れるんだ!」と荒れています」
という連絡手段と化してしまった。
コロナ前は家族面会が20時まで自由だったため、仕事帰りにお弁当を買ってきて
利用者の居室で一緒にご飯を食べていくようなこともできたらしいのだが、今は、玄関先の受付より中に入れない。
老人施設とSNSなんて、めっちゃ遠い関係のように思えたのだが、この3年。
施設側もいろいろリモート面会を考えて対策を行ってきたようだ。
家族ごとにLINEグループをつくり、そこで情報を共有したり、LINEでのオンライン面会をおこなったりもしているらしい。
年寄りの利用者には施設側で大きなテレビ画面に家族の画像を映してオンライン面会を行っていると聞いた。(それはそれでちょっと怖い。。)
父は、オンラインどころか、スタッフが声もかけられない状態なので今のところ面会はオンもオフも何もない状態だ。
そして、このような文明の利器を用いた家族との絆?もうちの家族で利用できるのが私だけという情けなさ。
(母はもちろん、訳わからんだし。
私より年下の妹2号はLINE拒否で登録もしていない。のでグループは組めない。)
なので、今のところ登録した家族インスタは私と相談員さんとの連絡ツールとなっている。
5月8日からコロナが5類扱いに変更されることによって、直接面会を会議室で15分だけ解放するようだが、どうなることやら。
父との面会は、当分、「戦い」なので私もあまり行きたくないが、このまま会わないってわけにもいかんだろうな。。