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鈴 真由.の徒然なる介護日記

お誕生日計画

父の誕生日が11月にある。

先日、ケアマネからの手紙の「施設生活での希望欄」に

「今まで誕生日にはケーキとお寿司でお祝いしていたのですが、お寿司は食べられないですか?」

と記載して提出したら、ご相談の電話がきた。

 

今の父は刻み柔食におかゆを食べているらしく、お寿司のシャリは誤飲を起こす可能性が高く難しいと言われた。

ただ、ネギトロのように細かくしたものや、舌でかみ切れるようなマグロ(同じか?)のお刺身なら特別食として提供ができる。

ご飯をちょっと硬めのおかゆにしてその上にお刺身をのせる形でどうか?と提案された。

普段の食事ではお刺身のような生食は提供していないので、特別食という形で出してくれるという。

 

お刺身も好きだったのでお寿司は難しいため、「ネギトロのせ?お粥」で妥協することにした。

ケーキに関してはショートケーキのイチゴを施設の厨房が刻んでくれるということで食しても大丈夫だろう。と言われ、ケーキは私が買っていくことにした。

 

今まで、父の誕生日と父の日はテイクアウトのお寿司を買って、ケーキと一緒に食べてお祝いしていたのが最近の定番だったのだが、それももう難しくなってしまったということだ。

 

今年のお正月までバリバリと普通食を食べて、毎朝、お雑煮でお餅を食べていたのが

嘘のような展開になった2023年。

たぶん、3月に血尿を出さなければ、そのまま毎日、お雑煮にお菓子バリバリ食べる生活をしていて誤飲性肺炎を起こしていたのだろうか?

本人、噛む力はまだあると思うのである日突然、柔らか食とトロミ食になったことは受け入れられているのだろうか?

 

「いつまでこんな物を食わせるんだ!」

 

と入所当時はスタッフに罵声を浴びせていたらしいが最近はどうなのか?

おとなしくなってしまったというのも怖さを感じる。

 

とりあえず88歳の米寿のお誕生日は刻んだお刺身にお粥とケーキというメニューになった。

 

ほんと、人間、食べられるうちに食べておいたほうがいいな。としみじみ思う。

そんなに贅沢をしているわけではないので・・・。

当たり前のようにできている食事すらできなくなる時がくるので。

 

でも、こうして一緒に考えてくれる施設の方には頭があがらない。

ありがたいことだ。

 

追伸:父関係のメールや書類や電話は全部、私のところにくるため母は「終わった感」でいっぱい。

一応、伝えているが、お刺身のせお粥の話をしたら・・

「お粥にお刺身のせて、おいしいの?」

と冷たい反応が返ってきた・・・・。

 

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