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鈴 真由.の徒然なる介護日記

ゴミ屋敷との戦い~7~

「ごみ屋敷との戦い」が、始まって2回目の週末。

妹2号が戻ってきて、おじさん、最後のお勤めの週末。

 

おじさんには、「産業廃棄物処理業者にお願いした」と報告し・・・・

出来る限り、それまでにゴミを分別して減らしたい!ということで・・・

また、スタートの台所にもどり、前に手をつけなかった天袋系の戸棚を開けていくことにした。

四面あらゆるところに作りつけの収納があるのに、四面楚歌くらい開かずの扉なので、まさに「四面楚歌」!!

 

 

おじさんからは、、

 

「まだ、モノが出るの~~!!!」

 

と悲鳴があがるが、使えるかぎり働いていただこう。と指示だしにいそしむ私たち。

 

「もう、娘さんの指示には驚くね。」

 

と言われつつ。。。

 

わたしのことは「娘さん」と呼び、妹のことはどっちも「妹さん」と呼ぶ。

いとさん」「こいさん」ではない・・・。

 

いとさん」・・・長女

こいさん」・・・末娘

「なかいとさん」・・次女  

 ~船場言葉の姉妹の呼び方~

 

こんなゴミ屋敷だもんね~~。

 

もう連続2週目にはいるわたしは疲弊しているので、今回は妹2号が結構、本気で「捨て」に入った。

 

台所の天袋には、鈴婆が生きていた昭和の時代に使ったような、でかい「桶」とか「おひつ」などもホコリだらけで出てきた。

「おひつ」なんて一升くらいのサイズだよ!

 

ただ「捨て」の妹2号は、結構、こういう歴史モノが好きなので、これらは取っておくという。。

まあ、いいけど。

 

賞味期限切れの瓶、カン、調味料が、さらにでるわ、でるわ!!

一度、裏は、片付いたかな?とおもったのだが、前にもましてゴミが積まれていった。

瓶、カンものは、産業廃棄物で一気にかたづけてもらうので、今回はそのまままとめておく。

 

バシバシ捨てて行ったら・・・

 

「どうしよう。空っぽになってしまった」

 

という現状。

どれだけ、賞味期限切れのもので埋め尽くされていたのか!!!!!!

 

ゴキブリの死体が出ても、弱ったゴキブリが出ても、ビクともしない状態になり、手で払いのけるわたしら。。。

 

 

2日かけて、ゴミ出しして、今度は空いた戸棚にひたすら残ったものを積めていく。

「整理整頓」とか「収納リスト」なんて生易しいことをいっていられない。

時間との勝負なので、

 

カンはここ!

粉系、ここ!

ルー(カレーとかシチューとか)系、ここ!

みたいな感じで、バシバシと積めていく。

 

二度と観たくないくらい「ルー系」がいて・・・・・。

「餅」がいて・・・・・。

廃棄しても、この量か!!!って感じ。

 

先週は、コンビニでおにぎりなどを買ってきて、お昼を食べていたが、今回は、賞味期限が切れたのが去年の11月くらいのカップラーメンを階段に座って食べるしかない。

どんな状況なのだか!!

 

死に物狂いで2日を使って・・・・

なんとか、食卓を囲めるくらいまで、もってこれた!!

 

「これで台所?で5人が囲める!!」

 

って当たり前のことで、大喜びをする。

なんてレベルが低いんだ。。。

だって、モノに埋め尽くされて2人しかテーブルにつけなかったのだから!!

テーブルの周りを歩けなかったのだから!!!!

 

 

空けた天袋は、手が届かないので、何を入れるか?と悩んだが・・・・

一番、どうでもいい。

トイレットペーパーと生理用品と尿漏れパッドなどの紙類をつめ込んだ。

 

台所の天袋に尿漏れパッドがあるってシュールだな。

と思いつつ・・・

 

もう、掘れば掘るほど出てくる紙類なのであった。

 

ゴミを仕分けていくと、母の買い物の傾向がわかってきた。

どうやら、そのときのブームがあるようだ。

 

避難グッズ  とか

サプリメント  とか同じ系統のもので山ができる。

衣類は別として・・。

 

多分、最近は自分の尿漏れや介護になったときの「下の心配」が強いのだろう。

これでもか!まだでるか!

まだまだ、でるけど、、、ってくらいナプキンやら尿取りパットがでてくる。

 

歯ブラシなんて毎日、使い捨ててもいいくらい買い置きが出てきたので、単なる買い物依存症なのかもしれないけど。

 

それでも10日目でやっと、ここまできた。。。。

本当、全てを犠牲にして、ここまできた。

 

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