2019年1月、母の入院中に戦った過去記録・・。
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当初、3日くらいで終わるかな?と思っていた「ゴミ屋敷との戦い」。
まるで美内すずえさんの『ガラスの仮面』のように延々と終わらない・・・
いったい、いつこれは収束を得るのであろうか??
そのくらい「ゴミ屋敷」っていうのは、大変だ。
まあ、うちがスペシャルなところもあるようだが。。
物凄く、疲れる。
疲れるなんて表現では、表せない。
この私が家に帰ってテレビも見ない。(テレビっ子なので)
「まんぷく」(その当時の朝ドラ)すら見ない。
仕事も休んで、朝から日没まで戦って・・・・
11日目。
やっと、座敷の中の衣類をたたんでみたら(あくまで現在、室内の残っている衣類の山だけ!!!)・・・・
なんだか結構、「普通のちらかっている部屋」レベルになった気がした!
この普通にある「空間」が全部、モノで埋まっていたのだから、これは凄い!!
そして、積み上がった洋服をたたんでいくと、なぜ?
モノが積み上がるのか?
少し理解ができた。
買ったものをビニール袋でまとめる。→そのままその上にまた次に買ったビニール袋を積んでいくという感じ。
でも!!ちょっと積み上がるのなら理解できるけど、立方体で天井まで埋めていく精神は全然、わからない!!!
ここの部屋の天袋は、ねずみが出入りしてるらしく・・・
おじさんに開けてもらって、はきだしてもらったものは、ねずみに食われていた。
ホウキで吐き出してもらったら埃よりねずみの糞が頭から振ってくるという、ありえない世界だ!
なので、齧られてもいい消耗品である「紙類」を今度は突っ込んだ。
とりあえず。。
トイレットペーパー、生理用品、尿取りパット、ボックスティシュ・・・
これだけ、あちこちの天袋に詰め込んでも、まだまだあるのが、この家。
恐ろしい。
紙さまに取り憑かれているのであろうか?
何かの祟りなのであろうか??
この紙の束たちは!!
「ゴミ屋敷との戦い」12日目!
今日は、先日、介護専門家と四頭会議をしたときにうち担当のケアマネさんが・・・
「この日は、午後の訪問がないので、何か?お手伝いしましょうか?」
とありがたいお言葉をいただいたので、思い切り甘えさせていただき、お手伝いをお願いした。
父のケアマネさんは、北川景子に似た「やさしい感じ」の綺麗な方だ。(前のケアマネさんです)
時短でお忙しいケアマネの時間を頂くのは恐縮だったのだが、ここまで来たら犬の手でも借りたい!
本日は、庭のブルーシートを1週間ぶりに開帳して、この中を仕分けたかったのだ。
もう、愛すべき我が子。
愛犬の散歩に行く力すら残らないこの12日目。。。
今日は、愛犬・茶々さまを連れて庭まできたのだ。
でも、茶々さまは「姫犬」なので、埃まみれの中に置くと、返って手間がかかることに気付いた。
このモップ犬め。
犬の手にもならん。
ちなみに上の写真の中に「茶々さま」が埋もれています。
まるで「ウォーリーを探せ」みたいだ。
北川景子に似たケアマネさんは、なんと!!
助っ人を2人もつれて来てくれた!!
「あの・・・今日は、ヘルパーさん、雇えないのですが・・・」
と申し訳なさそうにわたしが断ると・・・
(ヘルパーは時給が高いのです。
日当で雇っていたおじさんのほうが単価は高いがトラックをもってきて廃棄してくれたり機動力があるので使うならおじさんたちの方がよいと思ったのです。)
「ヘルパーでは、ありません。
全員、施設のケアマネです。短時間ですが、お手伝いにあがりました。」
と・・・。
もう、女神さまのようなケアマネ軍団だった。涙
ケアマネの仕事って大変で、その大事な時間をみなさんから頂いてしまうなんて、もう、涙がでる。
でも、せっかく来てくださったので時間を無駄にしたくなく、指示だしをして庭の衣類を大きくメンズとレディースに分類していただいた。
人海戦術ってすごいもので、人数がいると結構、進む。
後光がさして・・・本当に女神さまたちだった。
わたしは、今週、業者に依頼する「離れの家」にめぼしいものはないか?
もぐりこんで探してみた。
ここは、本当の「ゴミ屋敷」で・・・。
たぶん、置いたままのご贈答品が化石になっていたり、
わたしの実家時代の家具の残骸が氷河期のようになっていたりして、めぼしいものはない。と思っていたのだが、よ~~く見ると
新しいトースターが埃まみれになっていたり、新しい圧力鍋が汚れているけど埋もれていたりするのだった。
ただ、窓すら、半分空いていたりするので、こここそ、ネズミやらゴキブリの巣窟で・・・
足元には「ねずみ取りシート」が置いてあり、ベタベタとくっついてしまう。
で、上ばかり見ていて、は?!っと初めて足元をみたら・・・
その「ねずみ取りシート」に何かがくっついている。
????????????????
と見たら、干からびたねずみのミイラで!!!!
ゴキブリは生きていても大丈夫だったわたしも、この干からびたねずみのミイラには絶叫してしまった。
「ぎゃあああああ~~~~~!!!ねずみがミイラになっている~~!!!」
と女神のケアマネーズのところに飛んで帰ると・・・・
強い!!!北川景子似のうちのケアマネさんともう一人が片づけにいって、手でつかんでビニールにいれてくれた!!!
強い!!
介護界の女たちは、強すぎる!!!
恐れ入った・・・。
もう、本当に本当に、ケアマネーズの皆さんに感謝。
そして、施設のみなさんに感謝。
日当をまたいで、ゴミを捨ててくれるおじさんに感謝。
感謝なくして、この「ゴミ屋敷との戦い」はありえない。
ひとりでは、何もできない。
こうやって、たすけてくださる皆さんに心より感謝だ。
母が戻ってきて、この女神のケアマネさんにきつく当たったら・・・
わたしが、絶対に許さない!と思った。
女神のケアマネさんは母のフォローもしてくださるらしく
「なんかあったら、いつでも連絡してください。」
といって帰って行った。
毎日のように電話しているし、時短の彼女を残業させまくっているというのに・・・
とにかく「感謝」の気持ちでいっぱいになった1日目である。