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鈴 真由.の徒然なる介護日記

父の私物

父の私物をまとめていた。

私物といってもベットの枕もとにおいていある(歴代の)血圧帳の記録

手帳にミミズののたくったような字でかかれた、その日の血圧(1日3回)

娘が来た。とかデイがお休みとかの日記のようなもの。

他は、色あせた手紙とか古い雑誌とか。

端からみたら、どれもゴミかな?

と思うものなのだが、そこには几帳面に記録してきた父のルーチンの毎日があった。

 

現役で稼いでいた時は鉄道模型(結構、高い輸入物)を作ったり、

若いころから写真に凝っていたり(下手の横好き)、それなりに自分の稼いだお金で休日にコツコツと趣味をしていたが、脳梗塞で体が不自由になってからは、

自分で買い物にいくことはなく、お小遣いすらもらっていなかった。

 

買い物に行けないのでお金もいらないのだが、子どものお年玉?って程度を

デイや病院に行くときに母からもらっているくらいで父がお金をつかったことは皆無である。

もちろん、年金は入ってきてそれを勝手に母が生活につかっている。

 

だから、20年以上お金を使わない。

物を買わない。という生活をしていたので、それはそれは超ミニマリストになっている。

 

枕元に置いてあるものも本当に大したことなくて。。

それでも父にとっては大切だったのかな。と思い、施設への荷物につめていた。

こんなに何もない、何も買えない生活でも自分のペースで暮らしてきた。

 

物ってそんなにいらないのかもしれない。

 

こんなガラクタ類が施設に必要なのか?

わからないけど、荷物をまとめていた。

 

逆に自宅から自分の荷物が届いたら、

 

「自分は追い出された」と思ってしまうかな。。と思いながら。

 

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