母の担当ケアマネが事業所ごと変更になると連絡があり、一括移管の事業所に不安を覚えた私に今の事業所の方が、
「移管先の事業所についてどこか希望がありますか?」
と聞かれたので、私の家から近い特養併設の事業所に受け入れを聞いてもらうことにした。
実家と私の家は徒歩数分の距離なのだが、市をまたいでいるので違う市になる。
同じ市内の方が施設探しなどの時に有利になるのでは?と気になったのだが、父の最初の頃のケアマネも隣の市である私の在住の市の事業所だったので、特に不利になることはないだろう。と思い隣の市だが、特養などの施設を併設している社会福祉法人の居宅介護支援事業所を指名した。
1つの事業所で数十人を一気に受け入れるとなると受け入れできるところが限られてくるようなのだが、私みたいにご指名で1名だとすんなりと女性ケアマネが担当で受け入れてくれた。
なので3月からは違う事業所への移管になるため、母の使っているサービスに関わる担当の方々が集まって担当者会議を行った。
担当者会議といっても、おのおのの自己紹介と使っている状況の共有だけなのだが・・。
隣の市とはいっても実家からの半径の距離が前の事業所と変わらない距離圏なので、新しいケアマネさんも母の使っているサービス関係者を全部ご存じだったし、体調を崩して退職になった前のケアマネさんとも知り合いだった。
ケアプランなどは情報連携されていて、前に準じて作成してきてくれて
「前のケアプランの作成者をみて、〇〇さんが作っているじゃない。と驚きました。
優しい方でしたよね。」
とおっしゃっていた。
今のところサービスに変更がないので急変しない限り、今と同じで対応していただく。
父に関してもショートステイの履歴が残っているので現状の詳細はわからなくても
なんとなくわかる。とのことで少し安心した。
2月までは今の事業所のケアマネさんが代行してくださり、3月から新しい事業所へ移管となった。
担当者会議はまるで、「母を囲む介護サービスの集い」のようになっていて、狭い6畳の居間に人間が6人もギュウギュウと座っているスタイルだった。
母の問題点は母自身の口からは語られないので、今度も訪問日には可能な限り私が同席し情報提供をしながら新しいケアマネさんと連携していくことになる。
「ほんと、ケアマネさん命なのでお願いします。」
と私の方が頭をさげてしまう。
介護は連携なしでは成り立たないと思うので、本当にいろんな人に助けてもらっているのだなと改めて実感するのだった。