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鈴 真由.の徒然なる介護日記

年賀状

 

年始、父の年賀状を作る。

昨年までは母が印刷した年賀状にチマチマと宛名を書いていたのだが、

もう、本人、施設入所だし。

もちろんこの20年、自分で書いていないし、どうしよう。となったが、もらうのを楽しみにしているのと妙に義理堅いところがあって、デイの職員さんや昔のヘルパーさんにまで出しているので今年は私が作ってだすことにした。

(ヘルパーさんなんかは、正直、もらってもは迷惑かもしれない。)

 

で、今年はこちらからは出さず、年始に届いた年賀状に返信していくことで年賀状の断捨離をすることにした。

リストは昨年頂いた方のをまとめてあるので、ここから宛名印刷をかけて、来たら出す方式に変えた。

裏面も印刷をたのまず、私が適当に作った。

業者の定番印刷だと面白味もないし、定例の決まり文句だけの文言で本当に形式だけ出していたという感じになるので私は嫌いなのだ。

 

簡単な年始のあいさつ文と一言、

「昨年から市内の特養で暮らしています。」と近況をいれた。

この文言からして、本人が書いていないことは明らかになるので来年から送ってくるのをやめる人も出てくるだろう。

 

こちらからあえて、年賀状じまいはせず自然に減少するのに任せることにした。

なので今年もいつもよりグッと減った。

(例年、こちらから出すので仕方なく返事をくれていた方も多かったのだろう。)

 

5日くらいまでにすべてが届いて、それ以上は来なかった。

まあ、自分で何もしないので当たり前だろう。

 

届いた年賀状は父に届けた。

人を使って送っている年賀状でも届くと嬉しいのだろうか?

亡くなった母方の祖母は毎年の年賀状を楽しみにしていて、毎日毎日見ていた。

それでも脳梗塞になり書けなくなったので、ある年突然、終わった。

 

私は年賀状文化を大切にする人で、1枚のはがきにその1年を込めるようにはがき画面を作るのに命を懸けている。

仕事をしているとほとんど、その作業は元旦になり、新年早々、肩がバリバリになりながら年賀状を作っては送っている。

私の年賀状は作品だと思っているので作れなくなるまで作り続けるつもりだ。

 

私らは、まだ老い支度の年齢ではないが、今年は年賀状じまいの挨拶が多かった。

 

「時流に沿ってメールやLINEでのあいさつに代えさせていただきます。」

と書かれているが、たぶん、LINEやメールになると途絶えるんだろうな。

と思う。

そもそも、LINE勢は誰一人、LINEで年賀の挨拶してこないし、メールもしかり。

はがきも値上がりするし、面倒くさいと思うのだろう。

実際面倒くさいが、この年に1度のはがきが繋ぐご縁というのをわたしは大切にしたい派だ。

もちろん、自分で送れる範囲で。

 

父の年賀状はいつまで出すのだろうか?

母も私に依存しているので、結局、みんな他力本願で続けているのが我が家なのだけど。

私自身は自力で描き続けたいものだ。

 

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