特養ショートステイのお迎えの朝。
相談員さんが迎えにきてくれることになっていた。
父一人のお迎えなら相談員さんが軽自動車で来るといってくれたのだが、いつものデイサービスを模した感じを醸し出したいため、ワンボックスで運転手付きで来てくれた。
そんなに長期のお泊りをイメージさせないため荷物は小出しにして、あとから私が持っていく感じにしたかったのだが、失禁も多いのでなんだか大荷物になっていた。
荷物作りを母に任せたのだが、この作業自体がすでに危うかったのかもしれない。
施設は実家と違い空調完備なので分厚いパジャマや部屋着はいらない。といったのに真冬用の裏ボアつきのスウェットパンツや厚手のパジャマがモコモコと入っていた。
カバンがない。といっていたが、実家には実は山盛り在庫があるはずで、、、
今回は、私は用意しなかったら私が中学の修学旅行の時に使ったカバンが出てきていた。
こんなところで何十年もたって活躍するとは・・・
なんだか不機嫌なまま父は着替えてお迎えの車に乗っていった。
デイサービスの時は、ぎゅうぎゅうと老人が相乗りするワンボックスだが、今日は父以外誰もいない。
そしてどこにもよらずに施設に直行である。
なんだかんだで介護施設や病院はコロナ禍対策のため面会ができない。
し、今回は施設見学も行くゆとりがないままショートになった。
「HPの写真で見てください」
と説明されたままでイメージしかわからない。
お迎えにおとなしく?乗ってくれたけれど、たぶん、父の頭の中は
「いつ、帰れるか?」でいっぱいなのだ。
さあ、これを「もう帰れないんだよ」と納得してもらうことはできるのか?
課題は次から次へとやってくる。。
子どもの頃は親や周りの大人にいろいろと言いくるめられて嫌々言った幼稚園や学校。
(ほかにも色々あったはず)
いつの間にか、親を言いくるめる立場になってしまったんだね。
そして、簡単なウソに丸められてしまう父をみていると、、
歳をとっていくことが悲しく思えて仕方がないのであった。
ブログお引越しでHatenaさんに来たけど、慣れないな・・・
使いこなせていない・・・