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鈴 真由.の徒然なる介護日記

葬式奮闘記~2

翌日、葬儀の打ち合わせに担当の人がきた。

実家には葬儀屋さんと書類を広げて話すスペースがないので私の家の方に来ていただいた。

妹2号と母も来て4人で打ち合わせをした。

 

と言っても見積をすでに出していたのでそれに沿って細かいことを決めていく形になった。

セットプランで装花や写真や色々が入っているので色味とかランクとかを主に決めていった。

葬儀屋は父が昔、ファミリークラブに入っていた所なので祖父の時から同じ葬儀屋をつかっている。

ちょっとお高いようだけど、他を見ている時間もないしいいや状態。

 

喪主はわたしで施主もわたし。

1日葬にまとめてもらう。

とはいっても会場は通夜タイムに祭壇を組むのでその時間はお参り可。

遺影は後々のことを考えて手札サイズのみ

位牌も今後はつくらないのでそのまま白木のもので。

今回、付き合いのあった坊さんに断られてアルバイト坊さんを依頼するので戒名もなし。

会場も家族葬サイズでマックス10名までの小部屋なので本当に小さくまとめることにした。

 

父も社会から引退?して早20年以上たっているので会社関係もいいだろう。

って感じだし、

親族も高齢化しているので近しい人だけで内内に送ろう。という感じ。

 

喪主といっても連絡と支払に責任をもっているだけで形式ばったものは考えていないしこのくらいのメンバーなら挨拶もいらないだろう。と

 

納棺時に着せる着物だけ見積より低いものにした。

どっちにしてもポリエステルで前から着物を習っていた私から見るとこんなペラペラでこんな金額とるの?って気がした。

ここは妹2号や母も一緒に選ぶ。

 

祖父の時も思ったが、ファミレス並みのカタログをいろいろ持参してくれてそこから各種を選んでいく。

 

お花、骨壺、棺・・・・と。

(デフォルトの物をメインに変えないのでこのカタログを妹2号がペラペラとめくっていた)

 

母は話し合いに参加したがるのだが、本当、耳が遠くなっていて

 

「マスクしているせいか?よく聞こえない。」

 

と再三言っている。

そして全然、理解していないことがわかった。

メモをしているようで全然わかっていなくて、頓珍漢なことを毎日、電話で聞いてくる。

母がわかりやすいようにまとめて書いてあげても見ていないし・・。

もうこういう仕切りは無理だということがよくわかった。

 

そして母が前にあげた自分の母親(祖母)の葬儀に比べて簡素でお値段もおさえているせいか?

 

「パパ、かわいそうじゃない・・」

 

というが、値段じゃないんだよ。

 

そして妹2号はお金をかけない人なのでなんでも安いコースでよしとする。

(こだわりがあるので本当にこだわるとブランド物を選ぶが葬儀にたいしては安いものでいいようだ)

特に食に関しては自分が食べたくないのか?

「一番安いコースでいい。」という。

 

妹2号は装花のイメージセンスや音楽は私と真逆をいくのでこの二人のリクエストを聞いているといつまでたっても決まらない。

今回は細かく指定しないのでカタログ通りの感じでよしとする。

(装花は色味を指定できるが無理に染めて色合いを出す花も多いらしく、父は男性だがピンクと白の定番にしてもらった。)

 

すでに見積もっていたとはいえ2時間以上の打ち合わせになる。

 

今回、ベランメイに朝が早いので地方から来る親戚のためにマンションの共有和室を借りたり、駐車場を手配したり事前準備は結構あった。

 

葬儀までに数日の時間があったので父は冷蔵庫にはいっていただき、面会したいときは面会するという形になっていたが葬儀前に会いに行ったのは結局、私だけだった。

 

親戚たちもLINEやメールが使える人には場所のURLを送ったり、式次第を写真でポンと送ったり簡略化しているのだが、どうしても電話世代の老人は都度都度わたしに電話をかけてきた。

 

なのでしょっちゅう電話をとることになった。

簡単な家族葬でもこれなので昔のような一般葬儀だったらどうなっていたのだろうか・・・

 

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