父の銀行口座の凍結は12月中はしないでおこうと金融機関には連絡をしないでいた。
施設からの引き落としや各種引き落としの最終回が12月末にあるのでこれらを引き落としさせて年明けに凍結しようと思っていた。
銀行もこちらから連絡しない限り勝手に凍結できないので父絡みの引き落としは全部済ませてしまおうと思っていたのだが・・・
12月のクリスマス前に母から
「信金から封書がきているわよ」
と言われる。
はて??なんだろう。
と実家でレターパックを開けてみる。
相続関係の書類一式が母宛てにおくられてきていた。
「この度はお悔やみ申し上げます」と書かれている。
???
信金に年金の振り込み設定がされていて年金が停止されたから???
それで相続書類が送られてきたの??
そんなに丁寧なものなの??
相続事務センターからの書類一式だが、これって司法書士に委任している場合も提出しなきゃいけないのかな??
と疑問を持ち相続事務センターに問い合わせをしてみた。
「司法書士に委任している場合、本来これらの書類は司法書士事務所に送付するものなのでお手数ですが司法書士に送ってください。」
と信金から言われる。
ふ~~ん。二度手間じゃん。と私は思う。
そして素朴な疑問を聞いてみた。
「信金には父の死亡を伝えていないのに年金が止まっただけでこれらの書類は送られてくるんですか?
どうして父が死亡したことがわかったんですか?」と。
そうした信金さん
「とんでもない。
年金が止まっただけで相続書類は送れません。
ご家族からの申し出があったからです!」
という。
ええええ???と思って誰が連絡したのか?聞いてみたら・・
なんと妹1号(次女)だった。
「12月〇日、〇〇様からの連絡で口座を凍結して書類を送らせていただきました。」
と言われて呆然。
何なの?
母に現住所すら教えない人が勝手に信金に連絡しているわけ?
父にお線香1本上げない人が父の口座を他の誰にも連絡なく凍結しちゃうわけ?
今まで縦の物を横にもしないくらい介護も葬儀も(供花以外)手を出さないのに相続はしゃしゃり出てくるわけ??
はあ???って感じになる。
この信金は年金振込口座であるとともに各種引き落とし口座でもあったため勝手に凍結されたことで全部12月の最後の引き落としができなくなった。
ということは全部、差戻になって後日、振り込みしなきゃいけなくなる。
そういうお金の流れもオール無視で勝手に金融機関に連絡するわけ???
腹立つわね。
これ。
母も茫然。
「どういうこと??これってお金が目当てってこと??」とため息がでる。
謄本1通、取ってくれない人がどうやって口座を止めたのか。。
考えると余計イラっとくる。
さすがに一連の流れを怒りまかせに司法書士に連絡すると・・
そこは中立の立場を取っている人だけあって
「自分でアクションを起こすということは次女も相続に関心があるってことです。
我々が相続問題を扱う時、一番てこずるのはノーリアクションの人なので関心を持ってくれているということわかっただけよかったです。
そして自分が動いてみて相続は一人では何もできないことがわかったのではないでしょうか?」
という素晴らしいお返事が司法書士から返ってきた。
そして
「介護は親の近くで介護したことがある人にしかその大変さも苦労も後悔もわからないものです。
あなたはその経験ができたことを大切にしてください。」
という温かいお言葉もいただき、ちょっと涙が出た。
こういう勝手な行動への苛立ちって、血縁があるからカッカするんだろうな。
これ他人だったら、そんなに熱くなったり怒ったりしないのかな?
しかし、相続問題よ。
うちはそんなに資産家の相続じゃないのに揉めるんだね・・。
「相続財産が少ないほど揉めるんですよ」と私もいままで人に言っていたけど、こんなに自分の家がつまらないことで揉めるとは思わなかった。
まだ金融機関の凍結も終わっていないのに・・
どうなるんだろう。
今後。。
しかし要らない手間ばかり増えていく。
実質手続きをしているのは私なのに・・・