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鈴 真由.の徒然なる介護日記

叔母の介護

母には妹が一人いる。

母とは全然タイプが違う人で、子ども心でも強烈な人だなと思っていた。

 

叔母夫婦には子どもがいないので、たまに会えば私たち姪をかわいがってくれた。

かわいがるというか構ってくれた。

 

元祖フリーターみたいな叔母は母と違って、若いころからずっと色々やってきた。

職歴もいろいろだが趣味もいろいろで、若いころは叔父とともに冬はスキーに行ったり、社交ダンスをしたり、若いころからお茶をやっていたり、子どもがいないぶん好きに生きているように見えた。

 

髪の毛も昔はチリチリパーマネントとか、まるっきり母とは違う感じの人だ。

 

そんな元気叔母もコロナ禍前くらいから膝?股関節が悪くなり歩けないといいだした。

人工関節の手術をする。と言っていたころに丁度、コロナ禍になり、既往症もあったのか手術が決まらないまま3年以上たってしまった。

 

それまでのコロナ禍の前まではお正月に実家に鰻弁当をもってやってきてくれたのだが、コロナ禍と叔母の足がわるくなったことが重なり会えないまま数年が過ぎた。

 

今は年下の叔父が面倒を看ているのだが、年下とはいえ二人ともしっかり後期高齢者老老介護である。

 

叔父が妹2号を気に入っていたので数年前のお正月に来たときは

 

「今、子どもがいないと病院に入院させてもらないんだ。

だから、名前だけでいいから、〇〇、貸してくれよ。

うちは何かあったら姪の〇〇がいますから!というから」

(万が一の時の遺体の引き取り手がない老人は入院を受けないところも多いらしい)

 

と言っていたが肝心の妹2号は具合が悪いらしく、親の介護もほとんど手を出さない。

 

母方の直系が私たち姪しかいないので、叔母がひとりになって何かあれば行政は縁故者をさがしてこっちに来ると思っている。

 

叔母も、もうすぐ80近いので昔のようにはいかないだろう。

こちらも気にはなるが、私も自分の親で精いっぱいでそこまで回らない。

そんなに遠くに住んでいるわけではないので、何かあれば名前くらいはいくらでも貸します。とは思っているが・・。

 

我が家は4年前、父母にガン告知がされたあと、本当にすごい偶然のタイミングで母は手術のキャンセルが出て急遽、大腸がんの手術をしてもらえた。

3年前、私が救急搬送で卵巣腫瘍がわかり、これもまた、緊急?(1週間後に急遽)手術になったりして、本当に運にも恵まれてトントンと治療が進んだ。

それを見て、手術がまわってこない叔母はとてもやきもきしているようだ。

年齢もどんどん加齢していくし、不安が大きいのだろう。と思う。

 

父方の伯母は若くして亡くなってしまったので、血縁の伯父伯母、叔父叔母で存命なのはこの母方の叔母夫婦だけなので、これもいつか何かが回ってくるのかな・・・

 

歳をとると、絶対にだれかのお世話にならなくてはならない。

ということが痛感させられる。

 

この先、私たちに課せられる使命は

実親の介護と見取りとその後の整理と相続、そして両家の墓じまい

それに叔母夫婦のことも入るのだろうか。。。

 

ほんと、一族の最後の締めを一切まかされているような気分だ。

こういうの、他の人たちはどのようにしているのだろうか?

 

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